月別アーカイブ: 8月 2013

NHK 新富裕層特集を見て思ったこと。

株や不動産で一発当てた、お金持ちのみなさんが税金の安い所に移住しているという話しで、日本からは主にシンガポールへ向かっているとのこと。セミナー参加者とかの映像もあったところをみると、あの人たちの多くは運良く証券会社の雑なアドバイスに乗っかって、たまたまプラスになったって感じがしました。

要するにそういう意味では教養がないので、お金はあってもお金の使い道がない人たちように感じました。絵に描いたようなマーケティングの作ったお金持ちの象徴みたいなのが連続で出ていて今でもそういうバブリーなイメージがどこかに残っているのかと驚きました。あんな感じで日本でもお金を使ったとしても、日本の製造業は買う対象にならないんだろうなとか思いつつ、日本の職人芸にあの手の人たちの目をどうやって向けるかが課題のように思います。そんな中、どっかの市長は歌舞伎や能を禅否定する始末なのには頭痛がします。道州制で肝要なのはその土地の特色をどれだけちゃんと各地方や街が理解し、大切にし、育て上げ、対外的に見てもらうかだと思います。日本中に同じようなハコモノをつくるのでは、チェーン店と同じで、土着風土を破壊するだけ。それは言い換えるなら、文化的なバックグラウンドを一度見直すコトになると思いますが、伝統芸能を理解しようとする姿勢がまずないというのは、先行き不安になります。ただ、これはそういう意味で新富裕層の貧相な感覚に近いような印象を受けます。それは多様性への理解ですね。多様性を理解する上でやはり大切なのは教養ですね。経済効率的な発想だと真っ先にカットされかねない娯楽の部分です。

実は、僕は成金とかは歓迎すべきコトだと思っています。中途半端な平等意識だけが先行しすぎると貧困とまではいかないまでも低所得層がマジョリティになる時代には低所得層を配分しかねません。番組内でも若干胡散臭さが漂う若手ベンチャーへの投資をしているおじさんも言い方が悪いと思いますが似たようなことを言ってました。当たり前ですけど、ある程度がんばったらそれは評価されて当然です。ただ、日本の場合、財務省が税金減るかもってリスクを全くおかせず、アホみたいに税率上げてることが問題だと思います。そして本当に無駄なことに金を使い過ぎです。本当に無駄というのはちゃんと精査もしないで発注したりすることですね。

持論ですが、投票率が5割とかっていうのは、5割が関心のない人でなく、5割の議員が要らないという意見だと見ると良いのではないかと思います。見方の転換ですね。例えば、投票率3割切った横浜ですが、その市長は言い換えるなら7割の人間が見向きもしないか、拒否していると考えると不適格なんじゃないかという見方ができると思います。同じように、5割の議席が不要だと判断すれば、国会の半分の議席がなくせます。さよなら、小選挙区制。賛否はあると思いますが、メディアもこれくらいの指摘はしていただきたいものです。

さて、話しがそれましたが、要するにあの手の新富裕層というにわかブルジョワの人って、お金がゲームのスコアに近い感じで見えているんじゃないかという気がします。税金が安いところへ行くのは良いのですが、税金が安いって、それだけ政府がインフラを整えていない所という風に見るとどうでしょう?

シンガポールは確かに優先的にお金持ちが住む場所の治安は良くしているでしょうけど、それが次第に待ちに広がっていったら同じことのようにも感じます。その辺りの想定がNHKの番組から見えず、ただ新富裕層は海外に移住しだしてますみたいな話しでした。とりわけ、編集のせいもあるでしょうけどビックリしたことは、外人の投資家さんが「働いていないやつのために、なんで税金で持っていかれるんだ」という発言をしていたこと。

働けないと働かないは別物です。

公共サービスの観点から言ったって、働けないで犯罪に走るより、国がある程度のサービスをして、その抑止にあたっているという発想がまるでない。いわゆるこれは国が国民の暴走に対してリスクヘッジをしているということになります。ヘッジされているリスクって、数字に出しようがないので、さも無駄遣いしているように見えたりする訳ですが、リスクをとってデイトレしてるおじさんがこういうリスクへの感覚が見抜けないというのは、何とも情けない話しのように思います。データというのは過去にあったことしか見えません。データデータとジャーナリズムがデータに依存するのもいかがなもで、定性的なものも大切にすることが必要だと思います

とりあえずそういう人っ高いもの買う以外にやることなるわけですよね。しかも今まで住んでたところを気軽に離れられるって、近所付き合いとかなかったのだろうか等々、いろいろ突っ込みどころがある番組でした。

一方で、教育とかに関しては視野の広がる教育というのを考える時期に来ていると思います。もんじゅ大好きの某省庁に任せないのはそうですが、僕が考える教育というのは学校もそうなんですが、やはり20代以降ですよね。ビジネスとは別の関係が必要です。それはステータスでカテゴライズされたというよりも、興味や関心でフラットな感じが大切だと思います。そういう場をどれだけ作り上げていくか、飲み会でドストエフスキーとか語り合える人間が増えたら、そういう国ってかっこ良くないですか? 一方で、場の責任者は、自分より勉強してない人と比較して「おれは知ってる」みたいなナルシストがでることは防がないといけないわけで、この辺のバランス感覚も必要になりますがとっても難しそう。。

とまぁ、ホントに雑感をつらつら書いて収集つけづらくなったので、この辺で今回は筆をおかせていただきます。イギリスとか行くとホントの金持ちって税金とか気にしないんだって気がつくと思うんですけどね。。。

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NHK 超古代ミステリー 縄文ストーンサークル

縄文時代後半、いまから約4000年前に日本にもストーンサークルが出現していた。そんな出だしからはじまった。青森県の小牧野遺跡、岩手県御所野遺跡、秋田県鹿角の大湯環状列石と、東北の宣伝も兼ねた番組構成であんまり構成自体はあからさまにツアー会社が売れるツアーをつくるために穴場に行くみたいなかなり残念な設定。もうちょっとシチュエーションとか考えてもらいたい。

内容自体は中々おもしろく、とりわけ縄文時代後期の人間が数の感覚を持っていたのはかなり衝撃的な内容だった。ストーンサークルは夏至や冬至、春分秋分とくっつきやすいというのはよく知られていることだけれども、やはり東北に居た縄文人、飛鳥とかそれ以前に居た日本の人々を匂わすような内容は面白かった。もっとはっきり言ってしまってもいいと思うし、明治時代の政府が何を政策としてうちだしたのか、柳田等と絡ませて、八重の桜とかの方でいいからちょっと出してもらえると個人的にはテンションあがるかるかも。
20年くらい前にストーンヘンジが夏至との関連があることは荒俣宏とかが指摘していることだから、正直「近年わかってきた」とか言ってくっつける必要はない気もした。

構成は少々荒いというか、役者がショボいというか、その辺微妙だったけれども、2時間くらいの番組だったらもっとみたいなぁ、と思う感じ。

イギリスの電車賃の値上げと規制緩和問題から見るアベノミクスへの懸念

先ほど録画した国際ニュースでBBCが流れていたのですが、そこで見たのが電車料金の値上げ。インフレ率よりちょっと高めの設定で4%、場合によっては9%くらいまで上げられる車両もあるとかないとか。

以前ロンドンに行ったとき、現金で切符を買うのと、Suica/PasmoのようなICチップで乗車するのとでは、電車代が大分変わるシステムになっていると話を聞いたとき、ウマいやり方だと思ったのを思い出しました。時間帯でもラッシュ時は高くなるそうです。今回の値上げ対象時間はどうやらこっちのようですね。時間帯別で料金を変えることとかはデジタルの得意技ですから、そういう意味でラッシュ緩和の手としてはこちらもウマいと思いました。

伊藤○商事だったと思いますが、朝早く来て仕事始める場合にも残業な早業手当的なものを出すとのこと。日本の交通運賃は一律ですから何とも言えませんが、ラッシュを外すとちょっと安くなるようなシステムってできないもんですかね。

話を戻して、今回の件はどうなんでしょうか。そもそもビールや食品は税金が低いかないというところで、インフラは値段が上がるというのは、僕自身の感覚としては結構違和感があります。どちらも生活必需という点で見たら政府が補助すべき点のように感じます。言い訳がすごくて、これでも安価でかなりの距離を渡れるのでコスパが良いみたいなこと言ってました。コスパでなく、誰でも当たり前のように利用できることが肝要ではないかと思います。

レンタサイクルが確かすでに整備されているのもあり、もしかしたらそっちを使うよう促しているのかもしれませんが、それにしてもリヴァプールーマンチェスター間で115ポンドって相当高い気がします。だいたい距離でいうなら50kmくらいだと思いますから、新宿ー町田くらいですかね。1ポンド160円と考えたら、18000円くらいでしょ。

人によっちゃ、電車代稼ぐためだけに1年のうち3ヶ月働く計算になるそうです。やっぱり高い。タクシーと比べて安いとか相対的な話しではないと思います。

ということで、何が言いたいのかというのと規制緩和の成れの果てってこういうコトもあり得るということです。

東京メトロになり自由度が増えたっぽいけどその辺分かっていないで、程度の低いデザインに金を使って、キャパシティも考えずやたらに使いにくくなった例はやはり副都心線渋谷駅でしょう。

日本の場合、規制緩和するといえば聞こえは良いですが、要するに政府はなんかあっても手は出しません、自己責任でお願いしますって意味でしょう。辛坊次○みたいに無責任なのが官僚にもいるわけです。

今回のイギリスでの報道はインフレ率にと運賃値上げの率のグラフを比較し、運賃値上げ率がインフレ率より高いことを問題にしていました。でもそこが問題点でしょうか?賃金がすぐにあがる訳でもないし、基本的に仕事を持っていない人や、値上げしづらいところもあります。当然給与は下手をすれば下がる可能性すらあります。物価が上がれば平均的にはあがるかもしれませんが、平均ってそもそもそのラインを真ん中に上と下があるということだと思います。

平均値の上に乗っかっている人や企業ってどれだけあるのでしょう?

インフラなど生活に必要なものに関しては、やはり規制を外すというのはろくな結果を生まないと思います。模造品関係のドキュメンタリーを見ても、飛行機部品にまでバッタもんが混じりだしているようです。

命に関わるものに関しての効率は、仕事で効率的という時の効率は、別の概念だと肝に銘じなければならないと思います。

NHK 好きだもの メガネ特集

録画していたものを見たのですが、身近なものを1時間くらいかけてしっかり歴史を見せてくれるというのはとても面白いですね。

中途半端なにわか知識をひけらかすようなトリビアと違って、ちょっとしたこだわりが生まれるようでした。僕自身もメガネが放せないくらい近眼だったのですが、メガネがダサいみたいなイメージがあった頃、コンタクトも好きじゃなくぼやけた世界にいたわけですが、ジョンレノンの裏話を聞いて、ふと自分の昔を思い出してしまいました。あの眼鏡って国が配ってたやつだったんだ。。

身近なアイテムで自分を思い出すきっかけができるような番組ってすげぇ。

世界のメガネ三大産地の一つが日本の鯖江(他;仏ジュラ、伊ベッルーノ)というのは聞いたことありましたが、やはりこういう番組を見たあとだとちょっとググってしまいます。で、結論。欲しいとは思うけど、メガネのタレントと言いつつ、どさくさ紛れにNHKがメガネの広告に使われているタレントを2名も使うのはどうかと思います。優木まおみだけで良いと思います。

荒俣宏を呼ぶなら、もうちょっと話して欲しいなぁとも思いつつ、気づいたら見終わっている素直にレギュラーになったらガチで楽しみになりそうな番組だと思いました。

大徳寺に日本最古のメガネ(15c)があるということですが、世界最古ですら14cということは、こういうものと一緒に入ってきたその他情報がとても気になってきます。もうすぐ種子島の時代にメガネとは。一般普及が江戸というのは言われてみるとムラーノと村野屋の関係とかふと気になりました。

まさに身近なアイテムをリーディングストーンでクロースアップするようなおもしろい番組でした。ラーメン好きのじぶんとしては、次はラーメン史を期待したいですねw

日本のインフラが危ない を見て。

自治体とか市が業者に委託して確認させるのはいいけれども、そもそもそのチェックが妥当かどうかを依頼する側がチェックできなければいくら補助金とか撒いても、笹子トンネルのような事故に結びつくことになると思います。

そもそも公務員というのは、一挙一動が公務であるべきなのであって、なぜ気がつけば楽な職場のようなイメージがついているのか理解できません。
安定しているというのなら、その分日々増えた使える時間で勉強することが必要なのではないでしょうか。

職場の空気の作り方でそういうことを自発的にやるようしむけるのが、管理側の責任なのではないかとすら思います。

公共事業などで散々ばら撒いておいてどこまでも手抜きの結果、現在ではインフラが危険というのでは、税金泥棒もいいところのように感じます。この責任はやはりその地域のじちたいに責任を取らせて、解雇などの処置をする必要があると思います。憲法変えるよりもずっとこっちの方が大切なのではないでしょうか。大体設計図がどっかいったってどういう神経してるのか。使う人間の命や生活に関わることでしょう。

笹子トンネル事故のときだったとおもいますが、そもそもコンクリを作るときに必要となる水が不足して、不純物が混ざってる水を使ったという話を聞いた記憶があります。誰か多くの犠牲を払ったのならそこから全国的に反省を促すようなシステムが必要なのではないでしょうか。

無駄な高速道路作って、赤字垂れ流したまま閉鎖ものしないより、日常的に使うインフラをなんとかして欲しいと思います。グローバルとかスカイツリーみたいに目立つところより地に足ついたところからはじめてもらいたいもんです。

南海トラフが危険だと言っておいて、いざみんなが逃げようとした時にインフラが壊れていきなり通行止めとかになったら目も当てられません。

NHKのアフォーダンスを見る新番組「行動ウォッチャーズ」

毎週火曜日の枠でNHKが始めた「行動ウォッチャーズ」。
タイトルやセットはあんまりカッコ良くないどころか、そこはかとなく「所さんの目がテン」をパクっている雰囲気なのですが、やってることはとても面白かったです。

明らかにアフォーダンスを考えさせる構成だと序盤から匂わせます。定点カメラで人の動きを視聴者にも考えてもらいました専門家らしきおじさんが解説。どうやったら人の動きがどう変わって行くのかを実験して行くという感じで番組が進行していきました。
ちゃんと解説中にアフォーダンスという単語も出てくるのが面白い。たぶん構成作家に松岡正剛さんのファンがいるんじゃないかと思いますww

今回はコンビニの立ち読みコーナーがなぜ窓際に設置してあるのかから始まります。次に、ショッピングモールのお客さんの直感を刺激する仕掛けで誘導したりしてました。ラインで囲うだけで、えらい違いです。また、観葉植物で薄らパースを組んで見えない道を作るなど。まぁすでにやってるところが多いので発見的なものはすくないきもしますが、面白かったです。

入口感といった、人を誘導するときの「らしさ」を知るために人を観察して、こうじゃないかと思考をめぐらし、試しにやってみる。

金もかからないでしょうし、知政治的な思考を養うためのうってつけの番組になるとおもうので長寿番組になることを祈ります。