月別アーカイブ: 9月 2013

NHKBS ドキュメント PM2.5問題

BSドキュメンタリーシリーズは録画してから、あとで見るようにしているのですが、休日ということもありリアルタイムでみていました。東京オリンピックの話しが盛り上げられる少し前くらいから次第にメディアが言わなくなっていった印象が強かったPM2.5問題。この辺、ちゃんとBSとかではやってくれるNHKは偉いですね。民放のように視聴率だけで動くところとは違います。

さて、このドキュメントを見ていて、中国ってホントに対策する気があるのか疑問に思いました。というか、はっきり言って対策がんばってるフリをしているだけで実際は根本的な問題に関しては見て見ぬ振りしているんじゃないか、それを伝えるためのドキュメンタリー番組だったように思います。表向きは普通にがんばってるおばさん、しんどい思いをしている女性とかで内容が構成されていましたが、やはりもっとまじめにやれよと言いたくなる内容でした。

町中や工事現場をうろうろして埃や煙が立っているところを計測して歩き、路上で芋かなにか焼いて売っている人に声をかけやめさせたり、家の中で石炭使わないで電気に切り替えた方が良いとアドバイスしたり。

いやいや、どう考えてもどこじゃないでしょw とツッコミ入れたくなるレベルのやる気のなさって話しですよね。そもそも家で石炭使って明かりを取ったりしているのは、中国四千年の歴史で大部分を占めているし、路上で何か売ってるのも別に世界中どこでもあるわけで、そこが原因なわけないでしょ。珠光デルタや長江デルタは経済特区にした場所ですし、北京は首都。どちらも車の渋滞が何よりも問題で、そもそも自転車乗ってた人が、日本から流れてきた中古車乗り回してるのが何より問題でしょ。

日本だって、一昔前よりずっとぜんそくの人が減った気がします。薬が開発されたのもあるでしょうけど、空気のキレイ度みたいなのもあがっているはずです。逆に言えば、一昔前の車は大分大気を汚染していたわけで、その一昔前の中古車を今中国の人口で乗り回しているのですから、当然汚くなりやすいと思います。

今までずっとやっていた生活スタイルよりも先に大きく変化した所から手をつけるべきではないでしょうか。よく経済発展のとき、昔の日本もそうだったみたいな話がでますけど、技術やエネルギー効率が高度成長期とは根本的に違うわけですから言い訳にはならない気もします。レンガ工場をやり玉に上げ、車に関しては全くノータッチでしたが、インタビューの際にチラッと広場の中を原チャリで走るおばさんがいましたし、そういうのを止める方が先なように思います。ガソリン価格跳ね上げたほうが対策になるんじゃないでしょうか。

しかし、北京に遷都というか最初に拠点にしたのって永楽帝でしたっけ? ホントにすごい皇帝なんだなと驚かされました。中国の歴史はだてじゃないw このドキュメンタリーの途中でマップが出てきて北京近くの河北省や天津辺りまでの範囲からも北京にPM2.5が集まってきてしまうという話があったわけで、これって要するに大気が北京に集中する、つまり風水で言う所の風穴ってことでしょ?

こんなにすごい自然との共存を選んだ街が大気汚染の代表というのは何とも忍びないので、ぜひとも小手先の対策ではなく抜本的な対策を行っていただきたいと思います。

 

 

オリンピック経済波及効果より電力需要が気になる。

オリンピック礼賛は良いのですが、やはり原発稼働問題と絡んでしまうのはしょうがないように感じます。そもそも原発が事故る以前に「白竜」等で訴えられているのが原発の設計図はあくまで理想像で、建物を造った業者は孫請け、曾孫請けのためにピンハネにピンハネを重ねた結果、あんまりちゃんと作られていないという話しです。

当然耐震等の問題に「?」がつきます。個人的には、おそらく部品も偽物やコピー品がまぎれている可能性もあると思っています。こないだNHKBSでコピー品に関するドキュメンタリーがありましたが、飛行機にも劣悪なコピー品が入っていたそうです。しかも、あの飛行機にまで。。。そう考えると、ブローカーとか間に絡めば絡むほど余計な問題がまぎれてくると考えた方が良さそうです。

せめてまともの作ってくれているなら再稼働の可能性もありますが、そりゃ不安にもなりますよね。原発再稼働というのはあくまでちゃんと作られていれるのが前提のはずです。災害大国日本ですからそれでは再稼働はありえません。民主党はもともと絶望的に使えませんでしたが、この使えなさのどこが悪いのか、政権が交代したとき自民党が指摘しなかった所を見るとおそらく自民党もまだ調べだしていないのではないかと思います。とすると、ずさんさからは抜け出せていない。なら、同じ事故が起きるだろうということを考えてやめるべきです。もんじゅは元々論外ですけど、バカというかクズな記事が先日「プルサーマル型原発が止まって、プルトニウムがドンドン貯まってます」と言わんばかりの誘導丸出しな程度のひくい記事を出してました。原発動かさんかったら増えないでしょう。あそこにあった広告の製品とか二度と買わねー。あんな記事書くやつを後押ししたらダメだろう。

話しを戻しまして、この前提で考えたときに、気になるのが今回のオリンピックですね。まぁ決まってしまったので応援とまではいきませんが、それなりにポジティブには考えたいです。一方で気になるのは、テロ対策とかにカコつけて、安倍さんのことですから自衛隊と憲法改正や例の秘密保全法とか種々いらんことをしそうなことですね。オリンピックでニュース枠1時間がかなり使われる以上、こちらの話しは削ってくるテレビ局も多いはずです。気をつけたいものです。

なによりタイトルで書いたように電力需要がどれだけ平均的に増えてしまうのか。ここが気になります。今年も無事にブラックアウトはなかったですが、来年の夏はおそらく工事が始まっていると思います。すると、電力ってそれなりに使うんじゃないでしょうか? 自家発電機だけではやれないですよね? とすると、原発再稼働なんて言い出しかねない役所が多々あるのでそこは気をつけたいと思います。

もともと、欠陥住宅的な作りが含まれる原発です。南海トラフの問題や噴火、台風、汚染水の海洋投棄。チェックしていかなければならないことが裏では山積みのように感じます。気をつけていきましょう。

NHK特集 震災ビッグデータfile2を見て

ビッグデータと叫ばれつつある今、まじめにビッグデータを使いこなしている数少ない番組のように思います。ケータイのGPSやツイッターのコメントをピックアップしていろいろと解説していく番組でこのシリーズは結構楽しみだったりします。

個人的に解説員の人とかのコメントにはあまり興味がないのですが、こういう使い方をしているのかと方法的な側面が見れるのは面白いですね。にしても、ちょっと突っ込みどころが多い内容だったので備忘録的にブログに記録させていただこうと思います。

今回の番組のテーマは前半が「コネクターハブ」、後半が「オピニオンリーダー」というところでしょうか。

「ケータイの位置情報をランダムにピックアップして人の動きを見る」とサラッと言ってましたが、こんなに日頃GPSをつけている人っているのか疑問です。僕の周りはピンポイントで所々GPSを入れてマップを見るのがせいぜいな人が多いので、こんなにデータが取れることがまず驚きです。位置情報ということはもしかすると電波の方からアプローチしているのかもしれません。するとこちらがGPS機能を切っていてもデータはとられてしまうのは気分が良くないですね。個人が特定できる以前の問題でかなり怖いですが、今は置いておきましょう。

ケータイの動きから時系列で人の動きをみたり、混雑する道路を予想する話が前回の特集だったと思います。今回は企業の関係性に商店を当てているところが面白いと思いました。要するにA社に取引先Bがあり、その取引先Bが別の取引先Cとつながっていると二次までの関係性を追っていて、地元のネットワークと巨大な世界とつながっているネットワークをつないでハブになっているところ(商社など)をコネクターハブと名付けたようです。

取引先のラインを追ってみたところ、2万1840本のラインが今でも失われている、つまり取引が失われているという衝撃的な事実。オリンピックや株価より経済復興を謳うならここのラインをどう持っていくのか考える必要があるようです。もちろん国策でこのビッグデータは集められ研究されているわけですから、国も知っているのでしょうけど、いきなり都市部の一等地に選手村というマンション群って経済効率の悪い箱モノいらないように思いました。

さて、このコネクターハブですが、結局のところなるべく企業同士が連携をとっていくべきみたいな話になっていましたが、僕はここでちょっとツッコミを入れたくなったんですね。インターネットが登場して中抜きを礼賛した成れの果ての状況のように感じたからです。もともと、中抜きしすぎてサプライチェーンでどこかトラブルが起きると後ろが全部使えるというような話はあったわけですが、ネット礼賛、中抜き礼賛というのはあくまで日常が揺らがないという前提の話で、クライシスが起きたときクッション部分を失っていたというだけの話のように思います。コネクターハブというのは商社など様々なところに買い付けするところがほかの困ってしまった取引先企業の助けになるという話になっていましたが、これって最終的には卸業者とかと同じ役割になるんじゃないか、こう思った訳です。すると今まで経済番組とかで個人がネットで事業をしていたり、農家が直接お客さんとつながったとか、要するに仲介していたコネクターハブとまではいかなくとも、プチハブみたいになっていた所がなくなったため、災害が起きたときその取引先を示すラインがリコネクトされにくい状況が起きていたのではないでしょうか。ここは、ネット社会という観点で大きな問題点になるように感じます。僕が今回テレビで出されたデータから読み取ったのはこういう内容だったんですが、解説員の方は地元と世界をつなぐという前提のようでした。個人的にはもっと根が深い話のように思いました。

次にTwitterの分析で、オピニオンリーダーというハードユーザーの中でもとりわけRetweetが多くほかの人への影響が大きい人について取り上げていました。番組内では福島の「桃」というキーワードからツイートしているユーザーのコメントをピックアップして解析していましたが、その結果一部の人間が繰り返し「桃食べました。おいしい〜」や「放射線量○○ベクレルが観測された」とかを言い続けているそうです。ただ、これはビッグデータがなくても、僕たち自身の行動を振り返ればわかることです。福島原発事故当時、やはり同じ人物をとりあえずフォローすることはよくありました。大切なことは繰り返しツイートするオピニオンリーダーの存在ではなく、ツイッターでみたことを個々人が精査できるようになることです。そのために教育でテストの点数のために勉強するようなのではなく、幅広い教養を身につけて、社会に出た後でも頭に入れた内容を使っていくことが肝要のように思います。僕自身原発事故当時は原発について何も知りませんでしたが、友人が被災地に赴くというので、原発情報を収集する後方支援にまわり、本を10冊くらい読みつつ出てくる情報を取捨選択しました。言われたことを鵜呑みにして、しかも拡散する人も問題なのではないかと思います。ただ、一方で軽い気持ちだからこそ拡散が早くより多くの人の目に付くということも考えられます。自分は座っているだけでいろんなところから情報が飛び込んでくる環境はかなりありがたかったと付言させていただきます。ここのトレードオフの状況も、しっかりと考えないと行けないのではないでしょうか。

ただ、NHKが完全に地雷を踏んでしまったと思ったのは、顔写真やアカウント名をモザイクにしたとは言え、オピニオンリーダーらしき人物のTwitter上のコメントを普通にテレビに流してしまったことでしょう。あれって、普通に検索で本人特定できる気がします。ビッグデータで個人が特定できないようになっているというのは迷信だとテレビで流したようなものではないかと思います。そもそも、こういうコメントがありましたって話ですから、確実に文を読まれている訳で、そうなると「それって誰が書いたかも一緒に出てきているんじゃないの?」と危惧したくなります。ちゃんと文と発信者が分離されていたのなら、NHKはコメントのところだけ出すでしょうから、多分検索かけて文を引っ張るときは誰が何のツイートをしているか、調査している人には見える形になっている可能性が高そうです。このあたりしっかりと今後データの分節化とカテゴライズはしてもらいたいものです。

今回のビッグデータ特集で一番気になったのは実はこの部分なのですが、やはり見る人によってビッグデータはいろいろサルベージできそうですね。うまく使って、南海トラフや富士山噴火のときに活かしたいですね。