笑う沖縄 百年の物語 NHKBSプレミアムアーカイブス

沖縄というと観光地、、、と思えなくなったのはいつ頃からだろう。

ニュースで取り上げられる内容は、辺野古や嘉手納の文字。実際に地理感覚がないとどうも頭に残らず、なんとなくニュースを流し見るけれども、それ以上の感覚がなかった。

集団的自衛権からイラク出兵の問題が現実味を帯びた時、僕が先日書いたブログでは東京オリンピックがイスラム原理主義の怒りを買いテロの対象になるのではないかと言う危惧だった。

しかし、冷静に考えれば日本がイラクに派兵を求められるとき、まず最初にアメリカが要請することが前提だ。そして、沖縄には米軍基地もある。沖縄の人々にも危険がおよぶのではないだろうか。もともと米軍関係の事件は多いのに、そこにさらにこういったものが加味されたらどうなるのだろうか。僕には想像ができない。

今回の「笑う沖縄 百年の物語」という番組は、沖縄がいかに差別的な立場に立たされ続けてきて、今もその状況の最中であることの片鱗を窺い知れる構成だったと思う。とても興味深く見れた。

さらに驚いたのは、自分達の苦境を各世代で笑い飛ばせるよう、芸人さんがネタにしてしまっていたことだ。

小那覇ブーテンは「貧乏人が金持ちを笑い、庶民が政治家を笑い、戦争に負けたものが勝ったものを笑う」と言ったそうだ。笑とは世界をひっくり返す力がある。落ち込んでいても、無理に笑っていればだんだん楽しくなる。

ジョジョで有名な荒木飛呂彦先生が著書「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」で、被災した子供達が”地震ごっこ”という遊びをしていて、怖いものを茶化してしまい恐怖を克服しているのではないかということを書かれていたと思う。小難しい話題を深刻に言う事はとても大切だと思うが、その逆で深刻に受け止め過ぎて茶化す事すら許されない空気ができてしまうと茶化すことすらできず重たいだけで何一つ解決に向かわないことはままあるだと思う。そういう意味でブーテンさんが言われたことは至言だと思う。戦争で拾った命を遊ぶ。それは現代の私達も子孫として拾った命を受け継げているからこそ日頃遊べるのだと、改めて感じさせられる。受験勉強もまともにしていない基礎教養のない現政権のお偉いさん達は、歴史にもう少し触れてほしい。米軍のパラシュートの紐と空き缶で三線をつくるくらいのおおらかさが必要だと思う。照屋林助さんは、米軍基地もありエレキ三線というのを発明して、漫談していたらしい。笑い飛ばすには相手のツールを利用しようとしたのだろうか。小波津正光という方が「お笑い米軍基地」という形でその脈を継いでいるらしい。そのうち見てみたい。風刺は芸人にとってある種命がけになるわけだが、本当の笑いは沖縄に残っているようだ。

歴史認識がガラッと変わるところも多かった。

沖縄返還後、軍用地を維持するために金が流れたらしくそのあと軍用地が投機対象になり、最終的に家族・親族からお金の争いができコミュニティが破断したとか。また、ニクソンショックというと、360円が円高になって海外旅行に行きやすくなったみたいな話が、僕らの教わることだったけれども沖縄はドルの流通があったため、ドルの価値が下がるダメージがあったらしい。海洋博をやるのは良いけど、箱物行政の効果は刹那的で、沖縄という土地に気づいた業者が土地を買い開発ラッシュ。自然は壊されたそうだ。

結果、若い世代が新しい文化に触れ、自文化である沖縄文化を古くさく思うようになり、流行が入り本土に出て行くような話もあった。ただ、本土の人の悪気はないのだろうが差別的な発言「日本語上手ですね」などもあったらしい。

現在、沖縄のニュースを見るとかなり基地問題は末期の状態で、今後独立もあり得るんじゃな以下と言う話すら聞こえてくる。僕たちがどういう立場にいるべきなのか。読者が関心を持てば、その分記事に紙面を割くだろうし、そういう形で支援できればと思う。もっとこの番組の続編はでないものか。

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