月別アーカイブ: 12月 2014

ほとぼり冷めたと思いつつ、選挙について。

陰謀だとかどうでも良い。
だけど、単純な数字だけでも把握をし直しておきたいな。。
って、そう思いました。

アベ政権が国民に選ばれたのでしょうか?
選挙に当選する事と国民から信認を得られた政党であるかは、必ずしもイコールではないでしょう。

今回のアベ政権に関わらず、自民党の得票数って基本的に2000万票前後がずっと続いているわけですよね?
つまるところ、一定の人(しかも同じ人だと思う)が自民に投票する訳で、それ以外の人が参加するかどうか。
自分が選挙に行こうが関係ないというスタンスの人に対して、どうやって足を向けさせるか。
「違うでしょ?」って言うだけなら、僕が仮にその人の立場なら行きません(僕自信は朝一で投票しました、念のため。)。

まず、第一に有権者(投票できる人)の人数って、日本で約1億人です。
ここから話をすべきだと思います。すると、投票率が5割というのは、5000万人が辞退しているという事になる。
ここで、自民党の得票数が2000万前後だと言うと、5000万人の人が仮にバラバラに色々な野党に投票したらどうでしょうか?

前提として、現状、全体が1億で、5000万のうち2000万前後が自民に流れています。逆に言えば3000万くらいは別のところに流れている。これで今回の選挙は終わりでした。
では、仮定の話ですが、もし投票を棄権された正直な人達(入れたいやつがいないという主張)が、アベノミクスが資本の論理において、完全にズレている、散々初期にはアベノミクスを推進することを訴えた連中が「やっぱり・・・」と手のひらを返した光景を見て、ありえんだろと思ったとします。とりあえず「今後は、気軽に総選挙とか言って、600〜700億円かかる無駄遣いををさせたくない」という意見を持っていたとします。

自民党の2000万前後の票数に対して、3000万くらいがバラけているところに、浮動票どころ自民党の得票数の2,5倍の5000万票が、3000万票に上乗せされることになります。
つまり、
 与党の2000万票 vs 8000万票の野党
という構図です。
本当に1票が軽いでしょうか?
こういう話の論理展開を丁寧にしていけば、説得できると僕は考えています。
ただ、これは真面目に新聞とかの誘導に流されないようにする必要があります。
日経なんて、ガソリンが安くなったみたいな記事を直前に出してますが、円安のせいで物価が上がりだしてる中、頭大丈夫かと思う勢いです。あんな新聞に広告出してるスポンサーの商品は絶対に買いたくないですよね。物価高をごまかして、ガソリン価格を優先するような記事を後押しするような企業なんですから、良い度胸してますよ。真っ先にそういう企業の商品から買わないようにしましょう。
(新聞を叩く人がいますが、基本的にスポンサーのような金づるを叩く方がメディアは困ると思うんですね。そうすると、テレビの視聴率も必ずしもほめられたものではなくなり、むしろ企業が監視されているんじゃないかと不安になることでしょうw)

僕が今回言いたい事は、1票の価値を金銭的に換算したアピールも大事だとは思うんですが、
それ以上に意味がないところに意味を持たせるために投票に行くべきだということなんですよ。
なぜ、投票の前にこういったことを書かなかったのかと言えば、予想はできたとはいえ総選挙がいきなりすぎて、他の方のブログとかと被ってしまうと思ったためです。
次の選挙までは時間があります。なにせ、アベさんのことですから次は任期は全うすることでしょう(経済破綻が起きなければですが。)
選挙が終わって、メディアが迎合し終わった今から、本来選挙について考えると言う話をすべきだと思います。
それは次の選挙で同じようなことを起こさせないために。
気軽に総選挙を起こすとイタい目を見る、大学受験程度の知識もない政治家が次はどれだけ痛い目を見るか。
そういう監視の目を国民が養う期間はこれからだと思います。
なにせ8割から賛同を得られていない政権なんて、ありえないですよ。
勝った負けたは、政策には無関係です。